鹿港 ラビリンス
迷子になるわけではないけれどー。なぜか迷宮に迷いこんでしまったような。
台北近郊の賑わう観光スポットと比べると、まだまだ静かな大人旅を味わえる印象のこの街。台北や台中から直行バスも出ています。
でもどうせなら台中から在来線で彰化へ行ってそこからバスで行くのがおすすめ。扇型車庫が見られます!
ピンとこない人は、機関車トーマスで擬人化された汽車がワシャワシャしゃべるシーンを思い浮かべてね。
鉄道ファンでなくてもちょっとワクワク。
鹿港はかつては台湾第二の都市といわれるほどの場所。名前の鹿の由来は、以前 鹿が多く生息していたとか、諸説ありますがー 奈良公園のような鹿だらけなところはみかけませんでしたヨ。
鹿港の老街ではおじちゃんおばちゃんによる人力自転車が待機しています。これ、お客さん座席4つ??1人力でそんなに乗ったら動かないんじゃないの??と思ったら・・
こんな風情あるレトロカー風ですがどうやら電動アシスト付きのようです。ビックリ!
日本語はまず通じないです。でも面白そうなのでチャレンジ。いくつかコース設定があったりするので、コレ!とか指差しオーダー。
この日はおばちゃん号に乗っかりました。
えっええーっ‼️というような細い道もガンガン行きます。車ビュンビュン通る路側も慣れっこで、もちろん容赦なく行っちゃう。小中学生の郊外学習集団も「ちょっとごめんーよっ」みたいな感じで突っこんでいく(笑)(笑)(笑)
しかも凸凹道!脚力おそるべし!
おばちゃんの言葉はほとんどわかりません。でもちゃんと解説もしてくれました。
事前にちょいと予習しているので、身振り手振りのところで“あーあーあーはい”と納得。
下車して観光してる間ちょっとしたお土産袋を足元に置いてく危機感のない日本人客へいりーですが、おばちゃんはすかさず足元床の隠しボックス(こんなとこに収納がっ!)に土産袋を隠しといてくれるというプロの極上サービス!
九曲巷です。住居が無秩序に建てられているように思ったけど、実は海風をさえぎるように、わざとくねくねの路地になっているとか。
先が見えません。
失われていく方向感覚・・・
しかも平日だったせいかひっそり。住人はいそうなんだけど気配まるでなし。自分の耳鳴りがヒーンって聞こえる?!
もちろんトイレなど無いエリアですのでささっと見ていきましょう。
入口はあれど家屋は無し。そこがなんとも~(^-^)
摸乳巷です。道が狭すぎて、すれちがうと乳が擦れますよって意味らしいです。以前は水路だったところを路地にしたためだとか。
この狭さとはいえ、そこにはドアもあれば門もあるっていう・・。まずタンスの搬入は無理ですねえ。
ちょうど子供が走って行きました。
私が走ったら制御不能のボブスレーみたいに肘だの頭だの壁にボカスカあたりそう・・
でもなんだか懐かしい感じ・・・
鹿港エリアはこの他にも無料開放されている鹿港丁家古厝や、財閥のお屋敷と所蔵品が見られる鹿港民俗文物館(有料)もあります。
鹿港はたっぷり一日見どころ満載です。
鹿港民俗文物館